075.時間の有効活用法
「おい」
「んー?」
「何してやがる」
「背凭れにしてるー」
「邪魔だ」
「背中くらい貸してよ。普段はさんざん労働力として頭も身体も貸してあげてるんだから」
「重い」
「失礼な。平均的な人間の身体が軽いと感じる方がおかしいわよ」
「退・け!」
「嫌ー」
「………………」
「この位置関係で私に撃てると思わないでよ。
アンタのコントロールは正面に向き合ってこそ発揮されるものなんだから」
「…相変わらず性格悪ぃな」
「アンタにだけは絶対に言われたくない言葉ね」
「で、終わったのか?」
「次の対戦相手のまとめなら、今80%って所ね。選手の体調管理の方は100%」
「…仕事だけは速ぇな」
「お褒めのお言葉どーも。時間を有効活用するのが得意なもんでね」
「じゃあ、こんな所でだらけてねぇで、その活動力をもっと活用しやがれ」
「最大限に活用してるわよ」
「あァ?」
「充電しながら動いてるでしょ。釣った魚を餓死させる気?
大物が釣れてるんだから、大事にしなさいよ」
蛭魔 妖一 / ペチュニア