黒揚羽
Target  --012.5

「え?校舎破損?何でその修理費が風紀から出て行くの?」
『いや、それが…裏庭で煙ってた奴らを勢い余った委員会の馬鹿がボコボコにして…その時に』
「向こうが壊したんじゃなくてこっちが壊したの?馬鹿なことを…」
『報告書が正しく書ければ見送ってくれるそうで。学校側も今回は強く出てきたみたいです』
「…最近、大人しいからね」
『その報告書が要るんですけど…どこにあるか知りません?』
「…今まで使った事もないわけね。ソファーの後ろにある棚のファイル、左から三番目」
『…………あ、ありました!…で、これをどうすれば…?』
「…期限は一週間後って言ってたわね。私が片付けるから、詳細だけをメモして分かる所に置いておいて」
『すみません』
「ところで、雲雀さんは?彼の指示じゃないわよね、そんな面倒な事は放っておくでしょうし」
『委員長なら、あの馬鹿の始末……じゃなくて、制裁に』
「………また委員が減るの…別にいいけど…」

電話の相手は恋人ではなく委員会仲間からだったと言うことを、ディーノらは知らない。

06.09.10