廻れ、

- 廻 れ 、 廻 れ 。  時 空 よ 、 廻 れ -

-- 061.5 --

「…流石に、伊達様にあの態度はまずかったのでは…?」
「いや、しかし!紅様を道具のように使うことだけは納得できん!」
「そもそも、伊達様は如何お考えなのだ?本気で紅様を側室にするおつもりなのか?」
「側室に納まるような器ではないと仰られた。と言う事は…」
「正室…とお考え、と言うことか」
「しかし、紅様は雪耶家の当主じゃ。伊達の家に入られれば、お家が途絶えますぞ」
「それはお二人に子が出来れば問題ないのでは…?」
「いや、それよりも…」

「(…っつーか、姫さん無視して話を進めてもなぁ…。命令だからって嫁ぐようなタマじゃねぇし。)」

氷景の心中を他所に、家臣らの暴走機関車は白煙を吐き出しつつ速度を増していく。

07.06.27